お茶飲みしましょ!まずは一息。更新もまったりです。


by ittouan

<   2006年 05月 ( 15 )   > この月の画像一覧

今夜はセンチメンタル

今日、約2週間の滞在を終えて母が北海道へ帰っていきました。

正直なところ、自分自身の時間(たとえばこうしてPCに向かう時間とか)をいつものペースで保つことが出来なかったり、食習慣の違いに戸惑ったりで、ちょっと疲れたりイライラしたり、挙句は母に心無い言葉をぶつけたりと、わずかな日々の中でもいろいろありました。

でも、一昨日いざ母が帰り支度を始めた頃から私の胸は痛み出しました。
もっと、優しい言葉をかければよかった。
どこか、もっと他の所に連れて行ってあげたほうがよかったかな、etc。
そして一番はやはりいなくなると寂しい。

そんな様々な思いを抱えたまま母を空港で見送り、家へ帰ると暫くして宅配便が。
母が北海道を発つ前に注文していてくれた、グリーンアスパラでした。
来たときも、私の好きな魚やおかずを本当に食べきれないほど冷凍して送ってくれ、
滞在中もあれやこれやと食事の支度をしてくれていました。

その後、夫とささいなことで大喧嘩してしまいました。(親とは無関係のホントにくだらないこと。恥っ)
心がささくれ立っていたところに…今度は義父からの小包み。
先日の旅行について心のこもったお礼の手紙と1冊の本。
それは、お茶好きの私のために義父が取り寄せてくれた千家茶道具についての書籍でした。

それぞれの親の愛を前に、くだらないことで喧嘩していた私たちはいつしかしんみり。
すっかり反省モードに。

今日は私、何度も涙腺がゆるんでしまいましたの。
親って、なんてありがたいのでしょう。
子を、親を、人が人を愛するって、あたたかさと共に言い知れぬ切なさを伴うものですね。
[PR]
by ittouan | 2006-05-31 23:14 | 日々のあれこれ
出来立ての新茶の香り漂う庭園で、その調べは響き始めました。

f0104590_21275777.jpg



雅楽ユニット「むすび姫」のお二人、田島和江さん(右)と中村香奈子さん(左)です。
九州ツアーの途中、このイベントに参加してくださいました。
昼間私たちと一緒にお茶をつくり、夕方この装束に着替えて庭の石舞台に座り、静かに合奏をはじめられました。

最初は大分の土地にちなんで、「豊後風土記」から豊後の国のなりたちを曲と語りで奏でてくださいました。すると、お二人の背後にあった大楠が調べにあわせるかのようにざわざわと枝を揺らせはじめたのです。

あたかも豊の国の神様の祝福のように感じられました。
心地よい響きにあわせて私もそっと心を合わせました。
お二人のパンフレットにこうありました。
お互いの、その場の、響きを聴きあう。
自ずとそこには和のハーモニー。


お茶の香り、木々のざわめき、そしていにしえの音色。
天と地、人と人とが響きあい、むすばれていく…
その場全体が清浄で優しい空気に包まれながら、
夢のような1時間は静かに過ぎてゆきました。

まさに、「むすび」を体感させていただいた、得がたい夜となりました。
[PR]
by ittouan | 2006-05-27 21:12 | お茶

むすび茶~その1

湯布院でのお茶摘みと釜炒茶づくりのイベントに行ってきました。
主催は前回もご一緒させていただいた吉田さん。
母と友人1人を伴って出かけました。
お茶作りの楽しさもさることながら、今回はなんと雅楽コンサートとのコラボです!


f0104590_2337872.jpg
まずは茶摘み。
湯布院といえば洒落た雰囲気の温泉街としてあまりにも有名ですが、今でもいくつかの茶畑が残っています。朝霧の効果で昔から良質な茶が出来るといわれたそうです。
茶のない北海道に暮らす母も人生初の挑戦。
でも、私よりしっかり量は摘んでました。さすが。

摘んだ茶葉を借りている別荘に持ち帰って釜炒り。
道具の一切を車に積んで来たのです。


f0104590_23422086.jpg


f0104590_23424770.jpg









今回のメンバーは陶芸家や画家、実業家、セカンドライフ族など色々で、ほとんど互いが初対面。でも、ひとつ釜を囲めば心はしだいに近くなっていきます。
そうして無事お茶が完成した頃、この日のもうひとつのお楽しみ、雅楽コンサートです。
この模様は詳しくお伝えしたいので、次回に続きます。お楽しみに!


楽しい夜の部を終え、別荘の岩風呂(もちろん温泉)に浸かって就寝は午前2時頃。(^^)
それでも翌朝は湖畔の散歩に始まり、朝ごはんもそこそこにお庭で茶会。
茶淹れは私の担当です。
由布岳を目の前に、持ち寄ったお茶や前日作ったお茶を飲み比べてのんびり~。

f0104590_07438.jpg

f0104590_081272.jpg









この日のお茶を私は「むすび茶」と名付けました。
人と人とをむすぶお茶。
そしてもうひとつ、本当の由来は…
また、明日。
[PR]
by ittouan | 2006-05-27 00:18 | お茶
日曜日、自宅に友人たちを招いて小さなお茶教室&お茶会を開きました。
地元八女の新茶や旅行先の加賀や京都で仕入れたお茶を楽しみました。

普段はまったくお茶を飲まないという人から
近頃すっかりお茶にはまってきたという人まで、メンバーいろいろ。
それぞれ初対面でしたが、お茶を囲んでなごやかな時間を共有しました。

f0104590_850280.jpg


会が終わってからも楽しいおしゃべりは続きます。
で、ついついビールを開けて…
お茶会をいつしかおちゃけ会にしちゃいました。(^^)
母がせっせと、北海道の幸を食卓に並べてくれました。

でも、みんな喜んでくれて良かった。
さっそくお友達宅に茶器と茶葉を持参して出張お茶淹れをしてあげた、
という友人のメールをとても嬉しく感じた私です。
[PR]
by ittouan | 2006-05-24 08:50 | お茶
先日の旅の途中、備前の町を訪れたのは母が会いたい人がいたから。

母の知人の娘さんである彼女は趣味の陶芸が高じて作家をめざし、
2ヶ月前からこの町に移り、研修センターで備前焼の修行中なのだそう。
夢に向かって進んでいる若い彼女の笑顔を見て、母も嬉しかったようです。

焼き物大好きの私とには、願ってもない寄り道。ワーイ!
観光客もほとんどいない静かな焼き物の里。
彼女の案内でいくつかの窯元をめぐりました。

どの店の方もあたたかい印象だったのですが、中でも忘れられないお店があります。
作品やディスプレイも素敵だったのですが、何より惹かれたのは奥様の言葉がけ。
先客の外国人が何か尋ねたら、「日本語で話してくださってありがとう。」
ホントに小さな買い物にも、「可愛いのを見つけてくださってありがとうございます。」

私たちにも気さくに声をかけてくださり、世間話にそれぞれ遠方からの訪問だと知ると…
「まぁ!そんな遠くからありがとうございます。よかったらぜひお茶をさしあげたいのですが。」と、なんと工房の中庭にテーブルを出してご馳走してくださったのです!

f0104590_17261042.jpg




素朴で味わい深い備前の器に、庭の生花と手作りのケーキ、そして香り高いコーヒー。
しかも、花と器は私たち一人ひとりをイメージしてアレンジしてくださったのです。


通りすがりに覗いただけの私たちにこんな素敵なおもてなし!どんなに嬉しかったことか。
言い知れない幸福感に包まれて、備前の器と人のあたたかさをしみじみ味わいました。

お店の奥様とおばあさま、本当にありがとうございました。
忙しい中案内してくださったあゆみさん、頑張ってね、応援してます。
備前の町、またきっとお邪魔します。
[PR]
by ittouan | 2006-05-23 18:12 |

親子旅行

先週は旅行に行っていました。
今回の旅には3つの目的がありました。

1つ、京都に住む夫の両親を温泉に連れて行くこと

2つ、北海道に住む私の母を京都に迎えて、皆で食事すること

3つ、母を九州に連れてくること


と、いうことで九州から大阪までフェリーを使って、その後は車での大移動。
まずは義父母を伴って加賀温泉へ。
めったに外出することのない両親に、海の幸と温泉を楽しんでもらいました。

京都では母を迎えて一同で食事会。
鴨川の川床を楽しもうとしたのですが、あいにくの雨につき室内で。
でも美しくおいしい京料理にうっとりしました。


f0104590_21204766.jpg

f0104590_21363680.jpg










京都からの帰りには倉敷で1泊し、備前で窯元めぐりや
倉敷の美観地区散策をゆっくり楽しみました。
山口の岩国では途中下車して錦帯橋を見学。
母は以前から観たかったようで、感激していました。

f0104590_21384097.jpg



気がつくと自分達もいい年になっていて、親は年々老いていく。
ふだん遠く離れて暮らしていて、何もできていないことに
一抹のあせりと反省を感じて計画した今回の旅。


孝行するつもりが、逆に世話をかけたりで、
やはり親には頭が上がらない、と実感もしました。
喜ぶ親たちの顔を見ながら、
この時を大切にしたい、そしてまた再び、と強く思いました。
[PR]
by ittouan | 2006-05-22 21:40 |

ついてますか?

「ついてる?」と聞かれたら必ず
「ついてるよ♪」と答えるのが最近のわが家のルールです。

f0104590_15561086.jpg

2ヶ月ほど前だったか友人が置いていった1冊の小冊子。
ツキを呼ぶ魔法の言葉という題でした。
パラパラとめくっていた夫がふいに言いました。
「たしかに、俺、言葉が悪いよなー。よし、気をつけよう!」



どういう風の吹き回しかと思いきや、その本にはよい言葉を使うようにしたら
人生が驚くほどよい方向に向かっていったというようなことが書いてあり、
言葉の力について考えさせられる内容でした。
中でも自分で「ついてる」ということがツキを呼ぶとか。

そういう訳で始まった冒頭の問答。
腹が立ってるときなんかに言われたら、つい「あーあ、ついてるよっ!」と
イヤミな捨て台詞になってたりしますが…笑

効果ですか?
そういえば昨日、某保険会社のグルメ便プレゼントに当選しました。
くじ運というものにはまずもって縁のなかった私が。
「へーっ、珍しいこともあるもんねー。ラッキー!」という私に
「ついてる!のおかげだな」と夫。

そう思うと何だか嬉しさもひとしを。
うーん、カニか、エビか、それともメロン?
へへっ、ついてるーぅ!

今夜から旅行に出かけます。
週末にもどりますので、それまでお休みします。
では、行って来まーす♪
[PR]
by ittouan | 2006-05-15 16:07 | 日々のあれこれ
連休中のある日。
またまた作ってきました釜炒り茶。
伺ったのは、日田市内のとあるお宅です。

f0104590_19541377.jpg


昔ながらの手作りのお茶を作る楽しみと、その美味しさをまわりの人たちに伝えたい!
そんな熱い思いで手作り茶をつくり続けている吉田忠司さん(写真左下)と
そのお仲間達にお会いしました。

炒って~                                   揉んで~

f0104590_20121814.jpg

f0104590_2013534.jpg















飲んで食って~                               また炒る~

f0104590_20153061.jpg

f0104590_2018155.jpg
















お茶作りのほかにも、子供達は川釣り、大人はわらびやふきなどの山菜採りを
それぞれ満喫していた里山での休日。

「昔はどこでもこうしてこの時期お茶をつくっていたけど
今ではもう誰もやらない。
1年に1度地域や職場でこうして釜を囲んで自分の飲むお茶をつくれば
皆もっと仲良くなれるんじゃないかなあ。」と、吉田さん。

竹炭焼きの名人であり山のことなら何でも知っておられる後藤さんは、
釜の火を調節しながら
山の恵みの数々を何気ない話に説明してくれます。

私はこの日ご近所のおばちゃんを一人お誘いして伺ったのですが、
この方もしきりに「懐かしいわぁ~」、と目を細めて
お茶づくりを手伝った子供時代の思い出を語ってくれました。


「こんな体温の通ったお茶を残したい。
モノとしてのお茶ではなく生活の一部としてのお茶を伝えたいなあ」

皆さんのお話を伺いながら
釜から伝わる心地よい熱と爽やかな香りに身をゆだね
ぼーっと茶を炒り続けた私です。
[PR]
by ittouan | 2006-05-13 07:55 | お茶

       五月

悲しめるもののために
みどりかがやく
くるしみ生きむとするもののために
ああ みどりは輝く

                   室生犀星
 
 

 自然の姿を借りてふと天が語りかけてくることがある。
 それは人が何かに打たれて、裸の心でひざまつくその時だ。
 当たり前だけど、人それぞれの五月がある、と思い出させてくれた。


 
    「自分が見ると輝くものを探す」   

 NHKのこっとう入門で、目利きについて尋ねられた
 講師役の日本民芸館学芸員、尾久彰三氏の答えだ。

 もの自体が輝いているのではない。
 ものに輝きを与えるのは、それを見る人の目、心なのだろう。
 思えば、輝いて見えるものたちは、年月や経験で変わってきた。
 明日は何が私の目に輝くのか? 楽しみ、楽しみ。
 
 

 もう一つ、尾久氏の言葉。
 好きなもの(骨董)をとことん追求し、それらに囲まれて生活する氏が
 女優の樹木希林さんに、「さぞかし楽しい人生でしょう」と言われて。

  「どんなに好きでも、だんだん苦しくなってくることがある。
      けれど、それを乗り越える自分がいる。
       楽から苦へ、そして無へ。 」
  
 
 楽しみの向こうに苦があって、それでも進み続けていくと
 最後は無に還り、ただ生きることへの感謝に変わるという。
 その道を極めた人の、何とも深遠な一言であった。
 生きることの究極、本質を突いた言葉に ただ打たれた。

 朝から濃~い時間をもらった私です。
 
 
 
 
[PR]
by ittouan | 2006-05-11 13:32 | 詩とことば

連休中の記事


ここ2、3日遊び疲れてちょっとダウン気味でした。

連休中の記事、特にマイ・ティー茶の記事を楽しみに覗いてくれた方、すみません。

ぼちぼちアップしまーす。
[PR]
by ittouan | 2006-05-08 21:50