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お茶飲みしましょ!まずは一息。更新もまったりです。


by ittouan

お宝づくし

京都での法事も終わって、帰りがけに奈良へ1泊してきました。
正倉院展とお茶会が目当てでした。

お宝づくし_f0104590_21502963.jpg


正倉院展を見るのはは昨年に続いて2回目ですが、
今回もいにしえから伝わる宝物の数々に目が釘付けでした。
木画細工の施された見事な紫檀の双六局、聖武天皇遺愛の精細な彫刻の尺八、
そして遥かシルクロードを渡ってササン朝ペルシアからもたらされたガラス器。
どれもうっとりするような美しさでした。

中でも、時の貴人が身に着けていた帯の華麗な装飾にはびっくりしました。
細かい刺繍に色ガラスやら真珠やら水晶をつけて、さらにその先端に金銅製の
ミクロな細工がしてあるのです。
もっとも紫皮裁文珠玉飾刺繍羅帯残欠(むらさきがわさいもんしゅぎょくかざりししゅうらのおびざんけつ)っていう名前自体にもビックリでしたけどね。
なんとかならんのかいな。^^

1200年もの時を経てなお、私たちを魅了するものたちの不思議。
なによりも、それを守ってきたことの凄さ。
そして、今回もう1つ感じたこと。
それは、、、、
ものを見るということは、本当に見る人次第なんだろうな、ということ。
特にこのような古いものを見るには想像力が不可欠だもの。
見る人の数だけの、いにしえがあるということかな。


正倉院展の展示物についてはこちらでご覧になれます。
by ittouan | 2008-10-28 22:37 |