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お茶飲みしましょ!まずは一息。更新もまったりです。


by ittouan

湯たんぽと雨と鈴木重子

ここ2、3日体調がいまひとつすっきりしない。
具合が悪いというほでではないのだけれど。
たぶん低血圧と思う。
血のめぐりが悪いのだろう、特に下半身がやたら冷える。

おとといごろごろ横になっていた私のところに夫がペットボトルにお湯を入れて持ってきた。
ナルホド湯たんぽね♪
どれどれ……おおーっ、これはいいぞ。
2リットルサイズだと両足の裏を暖めて良し、両足で挟み込むようにしてふくらはぎ付近を暖めて良し、ひざの後ろ辺りに置いて足を上げ気味にして寝て良し。気持ちいいっ。

ということで、最低限の家事を終えた私は今日もこの湯たんぽ抱いてひと休みしようとゴロリ。
外はしとしと雨模様。こんな雨はきらいじゃない。
庭もしっとりして、時間がゆっくり過ぎていくよう。

BGMは鈴木重子の”マイ・ベスト・フレンズ”にする。
ちょうどRain Fallという曲も入っているし。
静かに落ちてくる雨の気配と彼女のゆったりとしたリズムが部屋にシンクロする。

湯たんぽと雨と鈴木重子。
妙に合うなー、と一人にんまりソファに横たわってたら、そのうちうとうと。
実に幸せな土曜の昼さがりでした。
# by ittouan | 2006-04-15 16:15 | 日々のあれこれ

手もみ製茶体験

もうすぐですよ~新茶の季節は♪
4月11日(火)、八女郡黒木町で手もみ競技大会が開催され、私たち日本茶インストラクター有志も会場で研修させていただきました。
私は毎年この研修を楽しみにしています。
新茶シーズンに先がけて、その香りを楽しみながら直接お茶に触れることができる喜び!

機械による製茶がほとんどの現在、手もみによる製茶技術は今や伝統技能となっており、福岡では手もみ技術研究会によってその技術が生産者や製茶業の若者たちに継承されています。

手もみ製茶は蒸した生葉をホイロ(下から熱で暖められた台)の上で約4時間かけて揉みながら、最終的に針のように細く撚れたお茶に仕上げていきます。競技大会の選手達は3人1組で時間内にお茶を仕上げ、見た目の美しさや香り、味を競います。
高い技術と体力のいる競技です。

手もみ製茶体験_f0104590_7171818.jpg


一方私たち体験組は先生の指導の下、お茶と格闘するも……旨くできませんっ。
だってただ揉めばいいってモンじゃないのです。
揉み方も各工程でそれぞれ違い、複雑なこの技術を本当に取得するには何年もかかるのだそうです。
とりあえず口先だけ元気のよい私たち、交代交代揉みましたがそのうちしゃべり中心に…
途中何度も先生に揉み直していただいて、なんとか最後は立派なお茶に仕上がりました!

手もみ製茶体験_f0104590_7212920.jpg


出来たお茶を少し分けていただきました。
帰って淹れてみると、ちょっと生っぽく青い香りと若い芽の渋みが広がって。
うん、手もみの味だ~
今年の新茶も、楽しみです。
# by ittouan | 2006-04-12 08:09 | お茶

野点茶会

春ですね~
昨日は私がお稽古に通っている茶道教室(江戸千家)の野点茶会がありました。茶道を習い始めて早や2年、いや3年近く。
(お茶といってもこちらの方は全然センスなし、の私。いつまでたっても超初級者!)
おまけに着付けもいつまでたっても、ねっ。
朝から着物と格闘すること1時間近く……出来た! あれっ? ちょっと変、かな。
何度も着物と帯をほどきながら、なんと2時間経過……あっ、あれっ???
見るに見かねた夫が突然お向かいさんに走った!
「すみません。帯結んでやってくれませんか?」    
お向かいのおばちゃん、いつもありがとっ。


屋外でのお茶会は私にとっては初めての経験で、道具のしつらえから何もかもが新鮮でした。
集まったのは社中の者(先生の弟子、つまり私達)と、ある方にゆかりのある人たち20名程。


実はこのお茶会、昨年亡くなった社中のKさんの追悼茶会でもありました。
Kさんは先生の友人であり、4人のお孫さんを持つ明るい女性で、二人の娘さんとともに長年教室に通っておられたのですが、昨年の春突然の病に倒れました。

今回はKさんのご主人の希望で、娘さんのお宅の庭にご家族とお友達が集まっての追悼野点茶会となったのです。


野点茶会_f0104590_2214788.jpg



はじめに娘さんがKさんへの供茶のお手前をして、その後は終始くつろいだ雰囲気の中で
茶会が進められました。小さなお孫さん達もお行儀よくお茶を楽しんでくれました。
お茶会のあとは数々の手作り料理をバイキング形式でいただいて、食後はご主人のマジックショー、最後はビンゴゲームまで!とホントに楽しさてんこもりの会でした。


うららかな春の一日。
野点の席にはモンシロチョウがずっと遊びに来ていました。
誰かが 「ほら、蝶になって(Kさんが)来ているよ。」
日常と非日常が交差する中、逝った人を親しいもの達で偲びながら、笑い声も絶えなくて。
これがほんとうのお茶の心、かな。
とっても素敵なお茶会だったと思います。
# by ittouan | 2006-04-10 22:25 | お茶